【長野】松本

2018年11月19日に、松本に行ってきました。

東京から松本へ行くには、JR特急の「あずさ」か、止まる駅が少なくて速い「スーパーあずさ」に乗ります。同じような位置付けの列車に、関西と北陸を結ぶJR特急に、一時、「雷鳥」と「サンダーバード」がありました。なお、「サンダーバード」は「雷鳥」を英語で表現しただけでしたが、名前だけで、なんとなく、速そうな印象がありました。ちなみに、現在、「雷鳥」はなくなっています。

 

「あずさ」というと、新宿から松本などの信濃路に向かう特急列車。昭和生まれのいにしえの多くの方は知っているはず。1977年に兄弟デュオの狩人が歌って大ヒットした「あずさ2号」という歌謡曲。「8時ちょうどのあずさ2号で〜」という歌詞が頭に残っていませんか?

現在、新宿8:00発松本行きの列車は、「スーパーあずさ5号」になっていますね。「8時ちょうどのスーパーあずさ5号で〜」。

 

余計な話が長くなってしまいました。

松本は、北アルプスの山々に向かう登山の拠点として知られています。近くには美ヶ原高原などもあります。街歩きをして触れる町並みや建築物などよりも、雄大な自然が主な観光資源です。

確かに、松本駅周辺に観光地はあまりなく、ひと通り見て歩くのに1日もかからないでしょう。ランチに信濃蕎麦を食べて、その前後数時間もあれば充分にゆとりがあります。

 

11月中旬を迎え、中央線沿線の山々も赤く染まり始めていました。少し肌寒かったですが、コートを着るほどではありません。今年の秋は、寒くなるのが例年よりも遅いみたいですね。


市内観光をするには、駅前から出ているシャトルバスに乗りるのが便利。さっそく松本城へ向かうことにしました。どこで降りても200円。降りる時にお金を払います。スイカなどは使えません。500円出せば乗り降り自由の周遊ができ、車内でもチケットを買うことができます。

駅から松本城まで徒歩でも15分ほどなので、バスだと5分程度です。

松本城に着きました。

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平日だけに、あまり人はいません。ここでもやはり、外国人が目立ちますね。

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まずは松本城の外観です。

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お城の手前の紅葉が色を添えます。

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610円を払って中に入ります。なお、この料金でお城のそばにある博物館にも入ることができます。

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門から中に入ります。

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天守閣の中にも入りました。

薄暗い。

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木造で、急な階段が多く、登山の鎖場のようでした。上に上にと登ります。

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天守閣の上から見た風景。

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お城から出て、松本市立博物館に行きました。松本の歴史を古代から近代まで、さまざまな展示物がありましたが、今日の私にとって、あまり興味を引くものはありませんでした。

 

お城から大通りを南に向かい、大名町というところにやってきました。

下の写真は、四柱神社

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紅葉が見事です。

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下は、四柱神社横を通っている江戸時代の街並みに似せた縄手通りです。

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川沿いの細い道の両側に、昔ながらの風のお店が並んでいます。

 

少し行くと、大きな振り子時計が。

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長野県は、セイコーに代表されるように、精密機器製造で名高いところ。ここは松本市時計博物館という建物です。

 

松本市街には、これらの他に、旧開智学校校舎という明治時代の建物、白壁の古い町並みの中通りなどがあり、これはを訪問していませんが、だいたいのところは押さえたつもりです。

 

少し曇っていましたが、ひんやりとして、時々、雲間から日差しも見え、なかなか楽しかったです。

【東京】東京駅八重洲口

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かつて、ここには、大きなビルがあったはずなのですが。

スーパーホテルの看板が、しばらく前はここからは見えなかったと思います。

少し来ないうちに、取り壊されて、これからは、新しいビルが建つのでしょうね。更地にして放置するのは、いかにも、もったいないですから。東京は土地の新陳代謝が激しいです。数年も経つと、景色が変わります。

 

今、私が立っているのは、東京駅の八重洲口ですが、ここの地名・住所は丸の内です。写真の下に、外堀通りが走っていて、この外堀通りの向こう側、つまり、写真に写っているところが八重洲です。

 

東京駅があるので、駅を挟んで皇居側が丸の内、海側が八重洲だと勘違いしてしまいます。かつては私も、そう思っていました。しかし、元々これらの地名は、東京駅ができる前にあったものです。

正確には、江戸城に対して外堀の内側が丸の内で、東京駅を取っ払って考えなくては、線路がないものと考えないと分かりません。

 

さて、八重洲の地名は、1600年に日本に漂着し、家康に世界情勢などを伝え、ここらに住まいを与えられたオランダ人、ヤン・ヨーステンに由来することは、よく話題に登りますので皆さんご存知のことと思いますが、その住まいは八重洲ではなく、外堀りの内側、つまり丸の内の八重洲側にあったといいますから、話がややこしい。

 

東京の地理を理解するには、もっともっと、江戸時代の地理を学ぶ必要がありそうです。

【山梨】富士山

2016年7月14日~15日に富士山に行ってきました。

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【富士山】

言わずと知れた日本の最高峰。年間20万人から30万人が7月から9月にかけて登ります。2013年に世界遺産に登録されてからは、外国人観光客も多数登ります。技術的には難しくない登山と言われますが、高山病には注意が必要です。

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【コース】

新宿バス発(07:30)→富士スバルライン5合目(10:25)→5合目発(12:00)→6合目(13:00)→7合目トモエ館(14:50)→8合目白雲荘(17:54)→本8合目トモエ館(19:00)→山小屋泊→トモエ館発(02:15)→山頂(04:45)→本8合目トモエ館(06:00)→富士スバルライン5合目(10:00)→5合目バス発(11:45)→野天風呂天水(12:30)→天水発(13:45)→新宿(16:00過ぎ)

 

06:45  新宿センタービルの東側、東京モード学園の向かいが集合場所です。

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自宅近くのセブンイレブンで、おにぎり4個、栄養ゼリー2個、バナナ3本、栄養食、塩キャラメルを買いました。なお、スポーツドリンクの粉末1袋を持参、1リットルの水筒にはスポーツドリンクを入れてきました。

 
実際には、バナナは不要でした。皮が生ゴミになって臭くなりました。ゴミは持ち帰らねばなりません。
保温性のある普通の水筒も重くて不適切でした。登山用のプラスチック製の1リットル水筒がよかったです。

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ウィラートラベルツアーの添乗員さんが、参加者の受け付けをしています。
左側のピンクのベストを着た女性がNさんという添乗員さん。長崎出身で都内に住む美容師。10年前に富士山に登って山にとりつかれ、以来、北アルプス南アルプスをはじめいろんな山に登っているといいます。昨年スキーで右腕を骨折し、ハサミが持てなくなり、趣味と実益を兼ねて添乗員をやっているとのこと。ちなみに富士山の山開きは7/1ですが、今年は今日で2回目。おととい下山したと言ってました。富士山には通算10回くらい登った経験があるとか。
 
外国人の人たちも次々に集まってきます。
私たちのツアー参加者数は17名。添乗員さん1名。
平日だということもあり、このツアーの今日の人数は少ないようです。男性の1人参加が私含めて4人。夫婦でない中年男女ペア1組。夫婦と娘さん、女性2人組が3組。女性1人参加が2名。
外国人たちは別のバスに乗り込みました。
 
07:15  小雨が降ってきました。ただ傘をさすほどではありません。なお、折りたたみの軽い傘も持参しましたが、これも結果的には不要でした。雨が降ればレインウェアを着ればいいのですから。
 
自宅から長袖のアンダーウェアを着て、登山パンツの下にはサポーターを履いてきたのですが、さすがに暑いですね。あとで聞くと、5合目で着替えることができるといいます。5合目までは軽装でよかったです。
07:30  バスが新宿を発車しました。と、添乗員さんが自分の登山荷物をバスに乗せ忘れたことに気づき、スタート地点に引き返しました。さっきのところで荷物を運び入れ、仕切り直して再スタートをしました。
 
08:40  山梨県に入ったところ、上野原市で目をさますと、快晴になっていました。
08:45  談合坂サービスエリアでトイレ休憩。明るいです。期待が持てます。

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山小屋のトイレは有料制で1回200円いるとのことだったので両替をして100円玉をたくさん作りました。多めにみて2日間でトイレに10回行くとすると2,000円かかります。パーキングエリアで買ったスタバのコーヒーをバスに持ち込み、あとで美味しく飲んだのですが、到着した5合目にはゴミ箱がなく、ゴミの紙カップは持ち帰ることになりました。
5合目にはなるべくゴミになるようなものは持ち込まないほうがよかったです。
バス内では、次の書面を手渡され、ツアーの留意点の説明がありました。

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今回は文庫本を1冊、司馬遼太郎の「歴史を紀行する」を持参しました。しかし移動時間中は寝てばかり。読まずに持って帰りました。
09:30  河口湖インターの手前で、目の前に富士山が現れました。

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バスは高速道路の河口湖インターを降り、すぐのところにある「やまどうぐレンタル屋」に立ち寄りました。5名がレンタルしました。お金はかかるものの、はじめての登山で、以後、続けるかどうかわからない方は、レンタルするのが適しているでしょう。借りた方の装備は、新品と遜色ないものでした。...ただ、このお店は新宿に本店があり、ここは先月末にオープンしたばかり。2週間あまりしかたってませんので、新品だったのかもしれません。
09:45  レンタル屋発。富士スバルラインにバスは入り、スバルライン5合目に向かいます。

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こんな道が続きます。
 
木々の間から、ようやくこれから登る山が見えてきました。

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10:25  スバルライン5合目着  標高2,305m。
ここまでは何度か来たことがあります。しかし20年以上経っているので、ぼんやりとしか覚えていません。
標高が標高だけに、肌寒いです。

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これが「雲上閣」というお土産物屋・食堂・更衣場所・トイレ(1回100円)・コインロッカーです。持ってきた荷物が多かった場合やゴミは、このコインロッカーに預ける手もあります。

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周囲には「雲上閣」と似たような建て物が3つ建っています。上の写真の正面、木材が斜交いになっている建物が「五合目レストハウス」、その隣が「富士山みはらし」、バスに遮られていますが上に丸時計が見える建物が「こみたけ売店」。  

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観光客を乗せて歩く馬も待機しています。
上の写真の左側の建物は「県営五合目総合管理センター」。

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これから山に登る人たちや、単なる観光客がたくさんいます。見たところ、半数以上は外国人です。欧米人もいればアジア系もいます。
数名の登山ガイドさんたちも、これから引率するツアー客に関する情報交換をしています。
あとで聞くと、この時期、富士登山をする人の8割は外国人なのだそうです。

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5合目にある「小御嶽神社」です。鳥居の右が「こみたけ売店」、左が「富士山みはらし」。
「雲上閣」3階でみんなが着替えている間、登る気満々姿でスタンバって来ていた私は11:40の集合時刻まで暇だったので、あたりをウロウロしました。

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写っているのは、みんな外国人です。
登山の安全祈願は、これから使う小銭がもったいないので、やめにしました。

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神社の横の展望デッキから見る下界を左から順に撮りました。
上の写真の右奥が山中湖です。

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上の写真の左手には、見えないながら河口湖があります。
4つある登山ルートの中でも、登山者が多い吉田ルートは富士山の北東側を登るルートです。したがって、見える景色も山梨県の山中湖、河口湖などです。

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背後の富士です。

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集合場所から「雲上閣」を撮影。
到着からスタートまで1時間以上ある理由は、昼食をとるため、着替えるため、そして最重要なことは、高度に身体を慣らすため。高山病対策の一貫です。
11:40  集合場所に指定された記念碑の前で、登山ガイドさんから自己紹介と登山の留意点の説明、準備体操がありました。
 
ガイドさんは富士登山ガイド15年の超ベテラン。富士には500回登頂したとのことです。
高山病対策として、以下の注意がありました。
高山病は身体に入る酸素が少なくなることからくる頭痛、吐き気、動悸のこと。これから高度が上がるに従って空気中の酸素濃度が3分の2になります。そのため、
1、下山まで呼吸は意識して深呼吸をすること。通常の1.5倍の空気量を吸って、酸素濃度の低下を補う。
2、こまめに水分補給をすること。汗をかいて体内の水分が少なくなると、血流が悪くなり、酸素が身体中に運ばれなくなるから。
3、身体を冷やさないこと。冷えると血管が収縮して血流が悪くなるから。
4、余計なことを考えないこと。脳が最も酸素を使うから。
最後の項目は、心配無用です。
 
これらのことをしっかり聞いて、実践したつもりでしたが、あとで高山病に散々な目に遭わされることになるのです。

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12:00  さあ、出発です。向こうの「県営五合目総合管理センター」の入り口の前の受け付けで、富士山保全協力金1000円を支払いました。すると、木の札がもらえました。
1,000円の負担は任意なのですが、世界遺産の富士山の整備に使ってほしいものです。
 

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すぐに割れてしまいました。
さあ、スタートです。
私たちには、ヘルメットが支給され、みんなザックにぶら下げています。落石や万が一の噴火に備えるためです。

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まずは、大型の車も通れるほどの道が続きます。

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下界は、山中湖。
20分ほど歩くと、泉ケ滝に到着。昔は、水場はここが最後、これより上に水を確保できるところはなかったといいます。
今と異なり、5合目まで徒歩で来て、山頂までの道も整備されておらず、さらには水飲み場もない状況とは、想像を絶しますね。

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下が泉ケ滝。
ほとんど水は落ちていません。

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緩やかな坂が続きます。

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向こうに見える赤い八角形の屋根の建物が八角堂。

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13:00 泉ケ滝から25分ほど歩いたら6合目です。標高2,390m。5合目から85m登りました。

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ここで休憩です。

トイレに行っておきます。早め、早めのトイレが必要です。途中ししたくなってもするところがありません。登山道の周囲に木も草も生えていません。おまけに登山者はたくさんいます。視線を遮るものが一切ないのです。それでも人目につかない場所に行こうとすると、滑落するかもしれません。
 
ここには、安全管理センターがあり、人が常駐しています。

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たくさんの登山者がいます。
5合目をスタートして、1時間程度が経過しました。

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 上を見上げると、、、、
10分程度の休憩後、歩き始めます。
 
スタートから約2時間。14:00になりました。
下の写真のような道を歩きます。
歩くペースは極めてゆっくり。先頭の登山ガイドさんを抜かさないように、しんがりの添乗員さんに抜かれないように。
ゆっくり歩く理由は、高度に徐々に身体を慣らすためです。そして30〜40分ごとに休憩をはさみます。

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大型側壁沿いの広い道を6合目から約1時間歩き、見上げると、山肌にいくつもの山小屋がへばりついています。

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岩場になってきました。

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14:30  ガスが出てきて、視界不良になってきました。
ここで休憩です。
休憩場所は道の折り返し地点の少しスペースがある山側。
道沿いにはロープが張ってあります。これはただ道を示す目印です。これにつかまって体重を支えるのは危険、とのこと。

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上の写真、手前の左、タオルを頭に巻いている方が登山ガイドさん。
 
14:38  花小屋 の前を通過。
ここは7合目で、標高は2,700mです。
登山者がたくさんいるので、あらかじめ休憩する小屋は決めてあるようです。 

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そしてまた岩場。

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徐々に呼吸が荒くなり、動悸がして、少し歩いただけで疲れるようになりました。

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登山ガイドさんの真後ろを歩きながら、足元を見ると、プロの歩き方の違いがわかります。プロは1歩1歩、歩幅は短いながら着実に足を進め、身体はまるでぐらつきません。手でバランスを保つこともせず、岩に手もつきません。どこに足を置くと、重心をどう移動すれば良いかが頭に入っていると言います。

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14:50  7合目のトモエ館に到着しました。ここで休憩。

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中に入って、300円のクリームパンを食べ、200円のチャイを飲みました。厳しい環境も手伝って、とても美味しい。
 
身体がキツイ人は、登頂を断念してここに宿泊しても良い、との案内がありました。予定している山小屋は本8合目のトモエ館、同じ系列なので、ここだと追加料金はかからりません。別の山小屋だと宿泊料金が発生します。
ここにいても、晴れれば明日は美しいご来光が拝めるらしいですが、脱落者は1人もいません。

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15:05  7合目トモエ館発。

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私の足元です。
15:39  かなりガスってきました。

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15:43  と思ったら、一転、晴れてきました。上の方に鳥居が見えます。

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15:48 山小屋、鳥居荘の前です。標高は2,900m。5合目から600m登ってきました。

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ますますしんどくなります。休憩しても、歩きはじめたらすぐに呼吸が荒くなり、胸がドキドキします。
足腰にはきていないのですが、酸素不足にやられています。
 
16:00  東洋館に到着。
ここで少し休憩。

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また、岩場です。

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16:42  岩場がなくなりました。砂利道です。
向こうに見えるのが、亀岩です。亀が下を向いています。

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下界を目を転じると....

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17:54  8合目 白雲荘。また、ガスっています。ここは先ほど見えた鳥居の下です。あと40分ほどで本8合目の今日宿泊のトモエ館に到着します。

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18:12  8合目元祖室です。近くに鳥居があります。標高3,250m。

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元祖室を出て20分ほどで、本8合目トモエ館に到着しました。
少し前から雨が降り始め、途中でレインウェア身につけ、ザックカバーをかける指示がガイドさんからありましたが、その後雨が本降りとなりました。的確な指示でした。
19:15  下の写真は、トモエ館の2階。我々の寝る場所です。3畳ほどのスペースに4人が寝ます。寝返りは打てません。寝袋が用意されています。
うずくまっているのは、同じツアーに1人で参加した高校生。

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下の写真はトモエ館1階。
登山者がたくさん。写真奥の左手が入り口の引き戸で、そこから出入りします。
右手奥が厨房。その手前に2階に上がる階段があり、その手前には長テーブルが4つ置いてあります。
このテーブルで夕飯が出ました。ハンバーグカレー。熱いお茶が1杯サービス。
食欲はあまりありませんでしたが、食べないと元気が出ないと思い、無理して完食しました。あとでわかることですが、それがいけなかったようでした。

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夕食時に、ガイドさんから今後の予定の説明がありました。
01:45 に身支度を終えて、1階に集合。02:15 山頂を目指してスタート。
気分が悪ければ、山小屋に滞在してても構わない。山頂に到着後は添乗員さんと一緒にこの山小屋へ戻るか、ガイドさんとオプションのお鉢巡りを90分ほどかけて行い、その後にこの山小屋へ戻るかを選びます。
全員が山頂を目指す希望をしました。お鉢巡りは希望しない人もいました。私はしんどいながら、希望して料金500円を払いました。
 
20:00くらいにみんな寝ました。真冬の寒さなので、上は長袖アンダーウェア、半袖Tシャツ、ジャージ、ダウンベスト、長袖フリース。下はサポーター、登山パンツ。この服で寝袋に下半身だけ入りました。寒くありませんでした。
 
しかし、ジャージとダウンベストをまとめて、長袖ダウンだけがよかったです。
 
寝ようとしても、一向に眠れませんでした。あとで他の人に聞くと、一睡もしていない人が結構いました。
眠れない訳は高山病。頭痛、動悸。深呼吸をしているつもりでも、酸素が体内に入ってきません。
 
00:00過ぎに、身動きができない寝床から1階におり、トイレで用を済まそうと山小屋の引き戸を開けて外に出たところで、いきなり吐き気が襲ってきました。山小屋のスタッフが見つけて「胃の中のものを全部出したほうがいい。夕食は無理に食べないほうがよかった」といい、コップの水をくれました。さすがにこの水は無料でした。
 
とたんに元気になりました。頭痛と動悸はあるものの、気分はスッキリしました。外の冷気に当たると、ひんやりして気持ちがよくなりました。
 
結局一睡もせず01:45のスタンバイ時刻になりました。寝た時の服装にレインウェア上下を着て完全防寒。ネックウォーマーも纏いましたが、あとで考えると、マスクがよかったです。ネックウォーマーは、寒さと雨の中、吐く息がメガネを曇らせ、視界を悪くしました。
 
この山小屋に戻ってくるので、荷物は極力少なくしました。帽子はかぶらず支給されていたヘルメットにヘッドライト。手には軍手。この2つは必須ですね。
 
01:45  山頂を目指す登山者が起きて1階に降りてきます。また、この暗闇の中を下から次々と人が登ってきます。小屋の前から下を見るとヘッドライトだけが列をなしてこちらに向かってきます。そしてこの小屋に立ち寄る人はことごとく外国人。

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 02:15  8合目トモエ館発。

外の体感温度はたぶん0度以下。雨が降る。風が吹く。ここから頂上まで岩場が続く。頂上までは登山者が文字通り数珠繋ぎで登っている。雨とガス、自分の吐く息でメガネがくもって前がほとんど見えない。前に歩く人の足取りがヘッドライトに照らされてぼんやり見えるだけ。靴の紐がほどける。しかし後から人が迫ってくるので結び直していると渋滞する。高山病で頭痛がする。吐き気はおさまったものの動悸がして呼吸が荒い。
周囲は一切見えない。岩場が続く。20〜30分ごとに休憩を入れながら、山頂に到着する約2時間半の間が地獄でした。
途中でフリーで登っている外国人が無理矢理追い越していく。
 
04:30  ようやく頂上に着きました。ここは3,710mの地点です。
着いたところに、東京屋と言う山小屋がありました。

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雨は小雨になっています。辺りはガスで何も見えません。
ガイドさんの判断で、お鉢巡りは中止になりました。火口見学もできません。

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火口の対岸に剣ヶ峰3,776mの地点がありますが、お鉢巡り中止で行けません。
山頂の山小屋で時間を潰し、その後本8合目のトモエ館まで戻ることになりました。集合時間は05:20。
 
それまでの間、東京屋と頂上付近をウロウロ。雨は小雨に変わりました。
 
下の写真は、東京屋の中。
あったかいコーヒー、冷たいお茶を注文しました。値段はともに500円。
水は売り切れていました。

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みんな味噌汁やポタージュスープなど思い思いのものを頼み、身体を暖めます。
周囲の登山者は外国人ばかり。日本人は私たちと店員くらいです。

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東京屋では、お土産も販売しています。

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これが山頂に到着した証です。

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05:20  に全員が集合したところで、下山を開始しました。
下山ルートは、ブルドーザー道です。今や山頂まで資材をブルドーザーで運んでいるのです。
 
登山者が多く、登りと下りが同じルートだと停滞するでしょう。
山頂から本8合目まで、ブルドーザー道を歩くと、登りは2時間半かかった行程を約30〜40分しかかかりませんでした。
 
本8合目トモエ館に到着したのが06:00くらいでした。
07:00までに下山の荷造りをしてスタンバイ。雨はやや小降りになりました。
頭痛だけが残っていました。
トモエ館では鮭ご飯の朝食と熱いお茶が出ましたが、食欲がなく、下山中に吐き気を催すのが嫌で食べませんでした。お茶だけ飲みました。
他の人達は、しっかり食べていました。
 
他の人達に、高山病にかからなかったのか問うと、私と同じように酸素の薄さには参ったと言いました。
 
深夜から下山して新宿に戻るまでの写真がほとんどありません。
雨や高山病で調子が悪かったこと、雨で霞んで写真を撮る状況ではなかったことなどが理由ですが、撮る気にならなかったというのが本音かもしれません。
 
07:00  本8合目発
30分ほどガイドさんの引率で7合目まで降りました。7合目の分岐点で道を間違うとスタート地点まで戻れないからです。
 
7合目に到着した時点で、ここからの下山は自分のペースで歩きます。5合目の集合場所「雲上閣」を目指します。
 
07:30に7合目をスタートすると、早くて1.5時間、遅くても3時間で5合目に到着するはずだとのこと。
下山はすべてブルドーザー道。砂場のジグザグが続きます。
 
下の写真は道端の花。

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 獅子岩経由で6合目まで歩き、そこからは来た道を5合目まで戻りました。

標高が下がると、嘘のように高山病の症状が消えています。
 
私は10:00前に、「雲上閣」に到着しました。下山者チェックリストの自分の名前をチェックし、3階で着替えをし、向かいのレストランで富士山そばを780円で食べて、11:20の集合時刻に、スタートした場所、つまり記念碑の前に行きました。
 
あらためて全員集合し、ガイドさん、添乗員さんからの挨拶があったのち、11:45にバスに乗り込みました。
 
これこら向かうのは河口湖近くの温泉、野天風呂「天水」です。
昨日、6合目から見えた河口湖にかかる橋を渡ったすぐのところにありました。
12:30到着。13:45まで天水で温泉、ビール、枝豆。身体がほぐれました。
 
13:45「天水」発。
バスは途中で中央高速の石川パーキングに30分止まり、16:00過ぎに新宿に到着。17:00前に帰宅しました。
 
悪天候については時節柄やむをえないことでした。山歩きの事前トレーニングや日頃のランニングで体力にもある程度自信がありました。
何と言っても無念だったのは高山病による体調不良。こればかりは富士山登山本番でなければ経験できません。体調不良で2日目に楽しい気分になれなかったのが残念。
 
ただ.....当日21:30から10時間以上眠って翌朝目が覚めたら、また富士山に登りたくなりました。

【静岡】金時山

2016年7月1日に金時山に行ってきました。

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金時山

金時山は、箱根、仙石原の北側にある標高1,212mの山です。箱根外輪山の最高峰としても知られています。初心者でも比較的簡単に登れるので登山者の多い山.。東京からは、バスタ新宿(新宿バスターミナル)から登山口まで直通高速バスがあるので便利です。 

 

 【コース】

バスタ新宿(07:35)→金時山登山口バス停(09:42)→金時山登山口(09:55)→矢倉沢うぐいす茶屋(10:13)→金時山山頂(11:09)→乙女峠(13:25)→乙女口バス停(14:09)→乙女口バス停発(14:18)→バスタ新宿着(16:30)

 

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07:35 バスタ新宿

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 国内最大級のバスターミナルだけあって、ここからは全国へバスに乗っていくことができます。早朝にも関わらず待合所には大勢の人が座ってバスを待っています。案内板には行ったことのある全国の地名、行きたいところが表示されていて、見ているだけで懐かしみと想像が膨らみワクワクします。

 
バスは全席指定。昨晩、高速バスネットで往復を予約しました。往路はともかく、復路の時間はわかりません。しかし、指定券しか予約できなかったので、余裕をみて復路は15:43乙女口バス停発を予約しました。片道だと1,900円のところ、往復で買うと若干の割引があり3,530円。
下山が予定より早くなっても、同じチケットで発車時刻の早い乗れるだろうと思っていたのですが、念のためにカウンターで聞いてみると、、、、NG。
 
結局、昨晩予約した往復チケットで臨むことにしました。というのも、帰りの予約をここでキャンセルして、復路で来たバスに乗ろうにも満席で乗れない可能性があるからです。したがって、早く下山した場合でも時間をつぶして乙女口バス停発15:43に乗ることにしました。
(とはいえ、結果的には、同じチケットで追加料金なしで、予定より1時間以上早い14:13乙女口バス停発のバスに乗ることができました)
 
09:10に東名御殿場。ここでバスは高速道路を降り一般道に入ります。
新宿を出てしばらくはどんより曇っていましたが、ここにきて青空が広がってきました。山頂の絶景に期待が持てます。

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9:15 JR御殿場駅着。
10年以上前に御殿場駅に降り立ったことがありますが、その時は雄大な富士の姿が鮮やかに目に飛び込みました。
しかし、今日はガスってて見えません。富士山があることすらわかりません。
 
御殿場バス停で6人の60代くらいの登山者が乗ってきました。会話に耳をそばだてると乙女峠から金時山を登るみたいです。私とは逆のルート。ひょっとして山頂で再会するかもしれません。
男性客:「運転手さん、日陰側に座りたいのですが、どちらに座ったらいいですか?」
運転手:「これから山道を通ります。道が曲がっているのでどちらが日陰、日向になるとは言えません」
・・・質問が空振りしたようでした。
 
09:36 乙女峠

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先ほどの方たちが降りて行きました。

楽しい山行になることを祈っています。

 
09:42金時山登山口着。

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 バス停のところに、ローソンがありました。ここから登るなら食料の調達がすぐできます。とはいえ、あらかじめそんなことは知らなかったので、自宅近くのコンビニでおにぎり3個、バナナ3本、エネルギーゼリー1本を買ってきました。

なお、スポーツドリンクは1リットル、水筒に入れて持ってきました。

 

ローソンの横の細い路から登山をスタートします。
他には登山者は誰一人いません。

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少し歩くと、いろんな会社の保養施設や別荘があり、周囲はよく整備されています。

いかにも箱根、ですね。

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ここが登山口。

降りてきた60代くらいの女性1人ととすれ違いました。

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こんな道を登ります。

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今のところ、誰とも会いません。

昨日までの雨で、道も木々も濡れています。湿度と温度が高いので、汗が噴き出します。
いろんな鳥のさえづりが、賑やかなほどに聞こえてきます。特にうぐいすの澄んだ声がこだまします。
 
10:13  矢倉沢峠着。

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登り始めてすぐに着きました。「矢倉沢峠うぐいす茶屋」。週末や夏休みには賑わうのかもしれませんが、今日は静か。

空が曇ってきて、今にも雨が降りそうになってきました。

ことほどさように、山の天気は変わりやすい。

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うぐいす茶屋の左手上方に、目指す金時山が見えます。

全体に霞んでいます。

うぐいす小屋の前の木製のベンチに腰掛けていると、登山者3人が私が登ってきた道とは違う方向から登ってきました。

また、上方からは下山している男女の会話が聞こえてきました。

「饒舌に会話を交わす男女は夫婦ではない」というのが私の見立てなのですが、実際はどうだか。。。。

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途中、見晴らしのいいところから、箱根仙石原を見下ろします。

右上方にゴルフ場が見えます。

もっと鮮明に遠くが見えればよいのですが、残念。

「箱根」という先入観で眺めるせいか、どの建物も立派に見えますね。

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登山道に咲いていた花。

踏み潰されてもよさそうなところなのですが、みんな避けて歩くのですね。

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こちらは道端の花。iPhoneによる撮影にしては遠近がうまく撮れてませんか?

いずれの花も、帰宅して名前を調べてみましたが、調べきれませんでした。

 

仙石原中学校が金時山の掃除をした10周年記念碑が立っていました。

掃除をしてから10年後に建てたのでしょうか。ちょっと間が悪い気がします。掃除をしてすぐに建てることができない事情があったのですかね。中学生が社会人になって建てたのかもしれません。

コンクリートの上に腰をおろしてしばし休憩。水分補給。

あと20分と道標にも書いているので、そろそろ山頂のはず。

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人気のなかった登山道ですが、山頂に近づくにつれ、いろんなルートから登ってくる人達が合流し、人の数が増えてきます。

どなたも、お昼ごはんを山頂で食べるつもりでいるので、11:00~13:00くらいにかけて道には登山者が多くなります。

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11:09 山頂に到着しました。

右側のモスグリーンのトタン壁のお店が「金太郎茶屋」。

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その奥の木造の建物が、金時娘の茶屋。「元祖金時茶屋」と木の看板に書いてあります。金時娘のお父さんが、山に荷物を運ぶ「強力」をしており、新田次郎直木賞を取った「強力伝」のモデルになった人なんだそうです。

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山頂に来てみてわかったのですが、ここは静岡県なんですね。

「天下の秀峰 金時山」の下に「静岡県小山町」と書いてあります。

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金時山は、金太郎が遊んだ山。金太郎は成長して源氏の大将源頼光に仕え、名を坂田金時と改めたといいます。

金太郎が落とした大きな石の音に驚いてイノシシが岩に衝突して死んでしまい、金太郎がイノシシの鼻を弔ったために、この山の別名を「猪鼻山」ともいう、、、とのことです。

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左手奥に仙石原が広がっている、、、、はず。

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お昼時。山頂にはたくさんの人がいます。

とんぼが飛び交っています。飛ぶ様子は赤とんぼのそれなのですが、赤とんぼといえば季節は初秋のはず。しかし、下界は梅雨でも1,000mを超える山頂は、季節を先取りしているかもしれません。

 

12:15 山頂発。

ぼんやりと1時間以上、山頂の岩に座っていました。

昼食を済ませ、500mのミネラルウォーターを飲み、周囲の人たちを観察して過ごしました。

下りは来た道とは異なる道、乙女峠経由で乙女口バス停までのルートを選びました。

せっかくなので、できるだけバラエティのある行程にしたいですしね。

あまりキツくない下りが続きましたが、尾根伝いのため、途中、登りもあります。

登りになると、汗が滝のように流れます。

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13:12 1時間ほど歩いたところに、休憩所がありました。テーブルとベンチがあり、この道標はベンチに座って山側を撮ったものです。

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いっぽうこちらは、休憩所から下界を臨んだものです。しばし休憩。

 

13:25 休憩所発。

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30mも行かないうちに乙女峠に到着しました。

乙女峠」の名前は、おとめという娘さんが父の病が治るようこの峠を通って願掛けをし、そのおかげで父は快癒したものの、代わりに娘さんが亡くなったことに由来するようです。

晴れていれば、ここからも富士の雄々しい姿を拝むことができるようです。

ここから乙女口バス停へ下ります。

 

14:07 乙女口に降りてきました。

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右奥の階段から降りてきました。

さほど急な下りではなかったですね。

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さて、復路の予約は15:43なのですが、時刻表を見ると次のバスタ新宿行きのバスは14:13発。時計をみると現在14:08。

今からだと、少し待てば14:13発のバスに乗れます。
しばらく待って、バスが来たら運転手さんに、予約便ではなくても乗れるか聞いてみましょう。
 
14:19 やや遅れて到着したバスに乗ることができました。運転手さんからは、座席番号の8番から後の席に座るように言われました。
もともと予約なしで乗れる席があらかじめ確保されているんですね。追加料金も必要ありませんでした。
 
14:37  御殿場駅着。すぐに発。
行きのバスの中でもそうだったのですが、北村薫の『八月の六日間』という文庫本を読んでいました。...行きも帰りも半分は寝ていたんですけどね。
北村薫の本を読むのは初めて。キャリアウーマンが山登りをはじめ、山道で人と出会い、自然との関係の中で過去を思い出したり、仕事やプライベートで傷ついた心を再生していく小説です。北村薫は男性の直木賞作家ですが、この作品は女流作家と思わせるほど女性の心理が描かれています。
主人公は山に行くときに必ず文庫本を2~3冊バッグの中に入れておかないと気持ちが悪い人。それでいて、たまにはほとんど読まずにそのまま持って帰る人。...感情移入ができます。
 
パスタ新宿に到着したのは16:30ごろ。
 
金時山からの富士の絶景を期待していましたが、ガスのため叶わず、かといってそう残念でもありません。梅雨の季節ですから、絶景が見えるほうが希でしょう。
ただただ単調で苦しい山道を歩いた先に、必ず期待した通りの写真で観たような絶景が待ち構えているわけではありません。しかし、山に登らないことには絶景を拝むこともできません。
 
さて、5月から4回、山歩きをしました。登山というより文字通り「山歩き」ですね。
これで7月14日・15日の富士登山の準備ができた、、、つもり。
 
梅雨明けはまだまだでしょうから、数十年ぶりに、てるてる坊主を軒先にぶら下げましょうかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【東京】御岳山・日の出山・つるつる温泉

2016年6月15日に御岳山・日の出山・つるつる温泉に行ってきました。

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 06:06布田駅

今日は駅近くのセブンイレブンで食料を調達する。バナナ3本、おにぎり4個。
曇り。いまにも雨が降りそうな雰囲気。天気予報では終日曇天でした。
しかし、電車の中には傘を持った人がちらほら。
 
07:44御岳駅着

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 御岳駅で電車を降りると雨。

念のために先日買ったレインウェアを持参してきたので、使用感を確認する良いチャンスと前向きに考えることにします。

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07:55御岳駅バス停発
バスの中でレインウェアのジャケットを着きました。
雨は大降りではない。霧雨。今日の行程は、雨の状況によって臨機応変に対応することにします。
08:05ケーブル下着
ここからしばらく歩いて、ケーブルカー乗り場に向かいます。

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あの赤い鉄橋の上をケーブルカーが通るのでしょうね。

 

ケーブルカー乗り場はお店になっていて、屋根のあるところでレインウェアの下を履きました。リュックサックにもレインカバーをつけます。

08:20ケーブルカー発  片道590円
標高差424メートルをケーブルカーでショートカット。ケーブル下の標高約400メートルから一気に800メートル付近へ登ります。ここまで来れば山頂までは100メートルほどです。
同乗している登山客は10名超。
一人じゃないので、心強いですね。
霧雨で眺望はまったくききません。

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ケーブルカー着  スタートして6分後に着きました。
8:30さあ、これから登山....しかし、舗装した道を高さにして約100メートル登ることが「登山」と言えるのかどうか? 

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大きな鳥居があります。山そのものが神様で、そこに通じる一本道は参道です。
08:37道なりに歩いていたら、08:37御岳ビジターセンターがあります。
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観光客向けの情報提供などがここで行われるみたいですね。
御嶽神社の参道から神社までには宿坊・旅館が多いのが特徴的です。
 
昔からいろんな地域の人たちが講を作って参詣に来たらしく、石碑が道沿いにたくさん建てられています。

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静山荘はかつてネットでチェックした宿坊で、滝行修行ができるところです。
いつか滝行に来ようとは思っていたのですが、山歩きで先に来てしまいました。その滝にも今日訪れることになるでしょう。

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上のようなお土産屋でもない、カフェでもないお店もあるが、開店していません。
まだ早いからでしょうか。
 
下の写真が、武蔵御嶽神社に続く階段です。

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 たくさんの「講」が石碑を建てています。

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誠に残念。改修中です。

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周りを写真に収めます。

馬上の武士。奥は宝物殿です。

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08:57ここが御岳山の山頂。

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祠があり、周囲には人がいません。小降りの雨です。ビニール傘の中年男性が1人登ってきました。
少し降りると、長尾平の展望台というところに出ました。霧が立ち込めて誰もいません。淋しい限りです。
09:09ここから七代の滝方面へ。

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09:26七代の滝はまだ先です。

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09:31七代の滝。
ここに着くまでは、かなり急な下り坂がありました。まだかまだかと思った先に、やっと発見といった趣sわう。ロックガーデンを回って七代の滝に来る選択もあったのですが、なんとなく選んだこのルートが正解でした。逆だとあの急な坂を登らなければなりません。
 
これが滝行修行の滝でしょうか?厳かで、いかにも滝行向きです!
白装束姿であの滝に打たれている自分の姿を想像してみましょう。

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 9:45天狗岩に到着。

逆光でなんだかよくわかりません。
小さくてわかりにくいのですが、てっぺんに天狗の像が立っています。
また、写っていないが岩の右上に、天狗の鼻のように突き出た、木の幹だか、岩だかがあります。

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10:00 ロックガーデン。霧雨のおかげで幽玄な風景が広がっています。

苔むした岩がごろごろあり、日本庭園を思わせます。

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10:20  下が綾広の滝です。七代の滝よりも迫力に欠けます。水量が少ないですね。しかし、石碑があったり、鳥居のようなものがあり、こちらが滝行修行の滝なのかもしれません。

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10:25  このあと、もう一度御嶽神社へ戻り、次の目標、日の出山へ向かいます。
雨の様子次第では、日の出山は諦めようかとも思っていましたが霧雨から本降りに変わりそうもないので、予定の行程を進むことにしました。
ただ、人がいません。

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下は、11:20時点での道標です。

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11:30山頂着。
到着したときは3人組が休憩していましたが、やがてどんどんやって来ました。まず50代男性が1人でビニール傘をさして登って来ました。私の横に座って、巻き寿司・いなり寿司パックを肴にビールを飲みはじめました。
私も昼食をとりました。おにぎり1個、バナナ1本。次に30代の女性が1人やってきました。あと、夫婦でなさそうな中年カップル。やけに会話が多いのが夫婦でないことを示しています。その後男女2名、女性1名、、、山頂は10人くらいになりました。

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12:00日の出山山頂発。
これからつるつる温泉に向かいます。

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つるつる温泉は、左です。
 
どうやら、つるつる温泉は6/21〜24まで設備点検で休みらしく、今日来てよかったです。来週だと落胆するところでした。

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ただ一人、霧雨の中を進む。険しい道ではありません。
 
12:31顎掛岩
日本武尊蝦夷征伐の帰りに、ここに顎を掛けて関東平野を眺めた岩なんだそうです。ほ〜。

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12:53舗装された道路に出て来ました。
つるつる温泉まで1.5キロです。

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この辺りでは、忍者を募集されているらしい。

忍びの者になりたい人は、どうぞ。

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小川にかかる橋の欄干の端に、、、、。

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長~い道路が続きます。

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東京の西にある山々に生えた木々は杉ばかりですね。これらから飛散する花粉が、春の東京都民を悩ます花粉症の元です。

 

13:10 つるつる温泉にもうすぐ到着します。

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ここがつるつる温泉。

「生涯青春の湯」がキャッチフレーズのようですが、誰が考えたのでしょうね。

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入浴料は820円。

湯がつるつるしていました。いいお湯に浸かりました。

登山客がたくさんいました。疲れた身体がほぐれました。

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入浴後にラウンジでビール。一杯だけ。

14:00発のバスまでに少しの時間、くつろぎます。向こう側の食堂では食事をしている人も。

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14:00発のバスは、特別なバス車両です。

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 駅の改札を入ったところで、帽子をさっきのバスの中に置き忘れたことが発覚しました。

慌てて改札から出してもらい、駅から出てバスを探すと、まだ停車していました。派手なバスなのですぐにわかりました。
帽子もありました。今日初めて被った帽子でしたので助かりました。
拝島→立川→調布着
 
□今日の行程はキツくはありませんでした。登山ではなくハイキングでしょう。
ただ、雨を経験したことはよかったと思います。レインウェアを着ることができましたた。ゴアテックスだとはいえ、これを着ると暑く、汗ばむことがわかりました。また、フードを被ると音が聞こえなくなります。小雨程度なら帽子を被るのがいいでしょう。リュックサックのカバーも今日初めて活用しました。うまく使えました。
 

 

【神奈川】大山

2016年6月3日に、神奈川県の大山に行ってきました。

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05:58布田発

7月の富士山登山の準備のための山歩き、第2弾です。
山口県に18年、岡山県に15年、中国地方に計33年住んだ者は、大山といえば「だいせん」と読みます。ところが関東では「おおやま」。訓読みすると違和感があるのは私だけでしょうか。
おおやまの標高は1,252メートル。だいせんの標高は1,729メートル。高いからいいというものではないのですが、どうも「だいせん」の方に親しみを感じてしまいます。
 
東京、神奈川では高尾山と並ぶ登山の名所。
丹沢山系の南に位置する初心者向けの山だと言われます。
 
とはいえ、後でわかることだが、大山登山は、決して簡単ではありませんでした。
階段、石段地獄でした。

 

 
大山は、高尾山や富士山と同じように、昔から信仰を集め、各地で「大山講」というグループが作られて登られた山。江戸時代はさしずめ庶民の旅行、レジャーだったようですね。
現在はしっかりした登山靴がありますが、昔はわらじ。昔の人はいかにタフだったかがわかります。
 
前回の陣馬〜高尾縦走では、朝の行きの電車は西に向かって、つまり通勤方向とは逆に進みました、今回は東、つまり新宿方面に向かいます。したがって5時台の出発でも通勤客が多い。当初は調布発の急行で行くことにいていましたが、予定より遅くなることを覚悟して京王線は各停に乗ることにしました。
 
今日は絵に描いたような晴天。
いい景色が見れたらいい。
06:26新宿
06:36新宿  小田急
新宿では、予定通りに小田急線の電車に乗ることができました。
小田急線の販売機で丹沢・大山フリーパスB切符を購入。1,530円也。大山ケーブルには乗れないチケットです。ちなみにA切符は大山ケーブルに乗れるチケットで値段は忘れました。
07:38伊勢原駅
コンビニで食料を調達しようと思っていましたが、駅北口には探してもコンビニがありません。高尾駅には2軒もあったのですが。人口10万人を超える伊勢原市の中心駅のここにはないのでしょうか。それとも南口にまとめて数件あるのでしょうか?
07:51伊勢原駅北口からバス
大山ケーブルという看板があるため駅のバス停はすぐにわかります。
結局、バスの時間が迫っており、駅での食料の調達は断念することにしました。
 
終着の大山ケーブルが近くなると、バスが走る道路沿いには、古い建物の宿が並びます。昔から大山詣りが盛んで今に引き継がれていることがわかります。
 
バス停の名前は大山ケーブルでしすが、ここにはケーブルの駅はありません。歩いて15分のところにあります。

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右がこま参道。こま参道を歩いたところにケーブル駅があります。

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階段の両脇に、土産物の店、とうふ料理屋、旅館が軒を連ねています。
 

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ケーブルカーには乗らず、女坂へ向かいます。
帰りは男坂を通るつもりです。

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ここが分岐点になっています。

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薄暗い森の中を進んでいきます。

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大山寺に続く急な階段がありました。
階段の麓で一緒になった知らないおじさんがいきなり話しかけてきました。
「北海道で親に置き去られた小学生が見つかったって」
しつけで山中の道に5分ばかり置き去りにされた小学生のことがしきりに報道されています。自衛隊の訓練施設の中で発見されたようです。
....しかし、いきなりのことだったので、びっくりしました。最初は何のことやらわかりませんでした。
 
大山寺は女坂の途中にあります。

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09:07着
かねてより、大山不動さんと呼ばれていた。山号を雨降山と言うらしいですね。
くれぐれも今日は降らないでほしいものです。
755年建立というから奈良時代。とても古い歴史のあるお寺です。
わずかな賽銭で、家内安全、商売繁盛を祈願しました。
09:16発
 
09:38阿夫利神社下社の下の茶店でおにぎり3個パックを買いました。これでなんとか昼食を調達することができました。

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この階段を上がれば、阿夫利神社下社です。

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立派な建物。今度はお賽銭なしで、祈願しました。

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 10:10   13丁目。登るごとに1丁目ずつカウントアップされていくんですね。

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階段が多いです。
石の多い坂道をひたすら登ることになります。
 
27丁目でおにぎりを食べました。空腹に耐えられませんでした。
ここで15分程度休みました。
11:15発.....ところが、それから5分も歩かないうちに頂上に到着しました。結局、27丁目が最後でした。
11:20頂上着。本社といっても、それらしき建物はありません。頂上そのものが社なのでしょう。
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遠く、相模湾が見渡せます。
しかし、遠くは霞んで見えません。
西にあるはずの富士山も見えません。

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山頂はこんな光景。何人かのグループのようで珈琲などを沸かして飲まれていました。

高尾山と違って、さほど広くはない山頂です。
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小学生の遠足も。昼ごはんを食べながらわいわい騒いでいます。

あんな激しい坂道を運動靴で登ってきたのでしょうから、たいしたものです。

若いというか、、、、子供ですね。

 
山頂の売店で焼きおにぎりを買いました。
ただ、その場では食べませんでした。下山中に食べようと思いました。
今回の敗因は食料調達ですね。。下界で十分な量を確保しておくべきでした。登り始めてから買うと、値段は高く、あまり美味しくありません。
 
12:05山頂発
帰りは、見晴台経由で男坂を通ることにしました。
登りに比べて、道は木で整備させた階段状になっており、降りやすいようです。f:id:workworks1110:20160623183704j:plain

 下界風景。

大山の東側の景色です。

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ここにあったベンチに腰掛け、焼きおにぎりを食べました。あまり焼けておらず、まあまあの味。
風が冷たい。この程度の標高の山でもやはり、長袖のジャケットのようなものが必要ですね。
 
13:15見晴台到着。

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見晴台なので、どんなに見晴がよいのかと思いましたが、やっぱり山頂からのほうがいいですね。
焼きおにぎりの残りの1つを食べました。
 
13:25見晴台発

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でっかい杉の木がありました。
直前にすれ違った女性が、「触って来た」と言って去っていったので、私も近づいて触ってみました。何ということはなかった。
 
13:52阿夫利神社下社着
 
男坂を下ります。
階段だらけです。
膝が笑うどころではない、大笑いしました。

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江戸時代 、大山詣りが流行し、阿夫利神社 は雨乞いの神様として信仰を集めてきたらしいですが、江戸時代にはここまで来るためのバスもケーブル車もなく、登山靴もない中で、よく来ていたものだとあらためて思いますね。

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「民家か?!」と思うようなお寺がありました。
 
14:52大山ケーブルバス停着
15:10バス停発
16:52京王線新宿発
帰宅
 
大山には参りましたが、石段、階段にはもっと参りました。降参です。

【東京】陣馬山・景信山・高尾山

2016年5月20日に、陣馬山・景信山・高尾山に行ってきました。

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目的は、7月の富士登山の練習です。
先日買ったリュックザックの使い心地、靴の履き心地など、装備品の性能や使い方を確かめることも大事だ。足りないものを洗い出す必要もあります。

なんといっても、物事は準備している間がいちばん楽しいものですから。


とはいえ、陣馬山の標高が855メートル、高尾山ときたら599メートル、、、、、これでは富士山にはぜんぜん足りません。
高山病対策や山小屋宿泊の稽古ができないのがとても残念。悔やまれて仕方がありません。
・・・本音は、本番に向けて少しでもモチベーションが上がればいいというだけなのですけどね。


0549 京王線布田発

晴れているが薄曇り。今日は景色は楽しめそうもありません。
電車の中で、地図を忘れたことに気がついた。天気予報で雨が降らないことをしりながら買ったばかりのレインウェアをリュックザックの中に入れるなど、他のものは、今日は必要のないものまで準備したのに、まったく基本が抜けていました。

0634 高尾着

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0651 JR高尾駅北口発 都営バス
1番のりば 霊園32系統 陣馬高原下行きのバス。
事前に自宅近くのコンビニでおにぎり3個を買ったが、高尾駅まで来てみると北口にセブンイレブンファミリーマートがあるので、ここで飲み物や食べ物を買ってもよかったです。
なお、食料はおにぎり3個のほか、自宅から持参した食料はバナナ2本。スポーツドリンク1リットル水筒。
スマホを入れるためのウエストポーチを持参したほうがよかったかもしれません。
コンビニで地図を探したが販売していません。地図を持たずに登山をすることは、丸腰で決闘に臨むようなもので、不安になります。
しかし、高尾駅で降りた登山をするらしい人が結構います。たぶん同じ行程の人たちでしょう。
ついて行くことに決めました。

0727 陣馬高原下下車

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何もないところ。登山客が6、7名。

平日だから結構少ないのかな。土日になると多いのかな?

アスファルト道を20分歩くと陣馬山新ハイキングコースとの分岐点。

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和田峠経由で陣馬山に行きたいので、そのままアスファルト道を行くことにします。
上の写真だと、茶色のコースになります。

うぐいすをはじめとする鳥の澄んださえずりと渓流のせせらぎが聞こえます。

うぐいす以外はなんという鳥かわかりません。

0825 和田峠

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バナナを1本食べました。ここまで抜きつ抜かれつつ一緒に来た人は、年配の2人の男性。
そのうちに1人は、カメラバッグを持っており、やたらと独り言を言うユニークな方。
「ふ~」とか「暑い」、「高尾山まではまだまださきだな」・・・・
独り言おじさん。

0830和田峠

陣馬山直登コースを選択。横には平坦コースがありますが、やさしい道は選びません。

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理由は2人の年配の男性がともに直登コースを選んだから。対抗意識を燃やして。

0850陣馬山 山頂 着

山頂には10人程度の人が休んでいました。陣馬高原下から来たのは数人だったので、別のルートから来た人や、反対側のルートから来た人を合わせて10人程度がひと休み。トイレがあります。茶店もありますが、営業していませんでした。平日だからか?まだ時間が早いからか?

おにぎりを1個食べました。

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0900陣馬山山頂 発

 

陣馬山山頂にこの地図の看板があったので、写真を撮り、これを地図の代わりにすることができそう。

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0925奈良子峠通過
道標があるだけです。

0935明王峠着
茶店はありますが、営業されていません。

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1037景信山山頂着

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茶店は営業しています。この写真だと営業していないように見えますが、左側の建物も向こう側で男女の店員が接客しています。
登山客もたくさんいます。
トイレもあります。

1055景信山山頂 発

1115道に迷いました。小下沢方面におりてしまいました。
5分引き返して、下の写真のところに戻りました。
小仏バス停に行かなければ。
小下沢方面はNGです。

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・・・・あとで分かったことなのですが、実は、間違いはここではなく、景信山からの下山口を間違えたのでした。影信山から真南に小仏峠に向けて降りなければならなかったのですが、東側を降りてしまいました。
中央高速道路の小仏トンネル方面に行ってしまった・・・・・

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1145おや?

小仏峠を通るつもりが、出てきたのはここ。
やはり、地図を忘れたのが失敗のもと。
景信山山頂からの道を間違えたのではないか?
1151やっぱり違う。さっきの分岐まで引き返します。

1154ここから小仏峠へ。

1218小仏峠

回り道の挙句、到着。

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それにしても、無駄な動きが多すぎます。
おにぎり1個とバナナ1本を食べることにしました。

1230小仏峠

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 1248小仏城山
頂上に晴美茶屋があり、営業していました。トイレがありました。

茶屋でなめこ汁とカップヌードルを食べましたが、どちらもあまり美味しくなかったですね。

(個人的な意見です)


1335小仏城山 発

1350一丁平
遠くにうっすら富士山が見えるのですが・・・・。

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1405もみじ台通過。

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1430高尾山 山頂着

ここまで来ると「帰った」という気持ちがしますね。何度も来た見慣れた風景です。

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一杯だけビールを。

ご褒美、ご褒美。

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1445高尾山山頂 発 稲荷山コースを下山しました。

1549高尾山ケーブルカーのりば着
稲荷山コースの下山は、約1時間かかりました。

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今日はとてもハードな1日でした。
陣馬高原下のバス停から高尾山ケーブルカーのりばまで、休憩も含め、7:30〜16:00までの8時間30分の行程でした。
途中、道を間違えたのが失敗。それもこれも、地図を忘れたから。・・・反省。

京王高尾山口駅まで歩き、
1609高尾山口

1643調布着

■体調について
・足の裏がジンジンする。
・かかとがじんわり痛い。
・首肩が凝る。(リュックザックの背負い方に問題があるのか?)
・手がむくんでうまく手が握れない。グローブみたいだ。
これはあとで調べると、原因は血流の悪化。
リュックザックが首や脇の下の血管を圧迫しているかもしれないことと、脱水症状。
もっとこまめに水分を補給しないといけなかった。

■食料について
持参した飲食物は、
おにぎり3個
バナナ2本
スポーツドリンク1リットル
途中茶店で食べたのが、
カップヌードル
なめこ

今日の行程だと、
おにぎり4個
バナナ3~4本
栄養食(カロリーメイトなど)
スポーツドリンク1リットル
くらいでよかったと思いました。