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【静岡】金時山

2016年7月1日に金時山に行ってきました。

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金時山

金時山は、箱根、仙石原の北側にある標高1,212mの山です。箱根外輪山の最高峰としても知られています。初心者でも比較的簡単に登れるので登山者の多い山.。東京からは、バスタ新宿(新宿バスターミナル)から登山口まで直通高速バスがあるので便利です。 

 

 【コース】

バスタ新宿(07:35)→金時山登山口バス停(09:42)→金時山登山口(09:55)→矢倉沢うぐいす茶屋(10:13)→金時山山頂(11:09)→乙女峠(13:25)→乙女口バス停(14:09)→乙女口バス停発(14:18)→バスタ新宿着(16:30)

 

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07:35 バスタ新宿

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 国内最大級のバスターミナルだけあって、ここからは全国へバスに乗っていくことができます。早朝にも関わらず待合所には大勢の人が座ってバスを待っています。案内板には行ったことのある全国の地名、行きたいところが表示されていて、見ているだけで懐かしみと想像が膨らみワクワクします。

 
バスは全席指定。昨晩、高速バスネットで往復を予約しました。往路はともかく、復路の時間はわかりません。しかし、指定券しか予約できなかったので、余裕をみて復路は15:43乙女口バス停発を予約しました。片道だと1,900円のところ、往復で買うと若干の割引があり3,530円。
下山が予定より早くなっても、同じチケットで発車時刻の早い乗れるだろうと思っていたのですが、念のためにカウンターで聞いてみると、、、、NG。
 
結局、昨晩予約した往復チケットで臨むことにしました。というのも、帰りの予約をここでキャンセルして、復路で来たバスに乗ろうにも満席で乗れない可能性があるからです。したがって、早く下山した場合でも時間をつぶして乙女口バス停発15:43に乗ることにしました。
(とはいえ、結果的には、同じチケットで追加料金なしで、予定より1時間以上早い14:13乙女口バス停発のバスに乗ることができました)
 
09:10に東名御殿場。ここでバスは高速道路を降り一般道に入ります。
新宿を出てしばらくはどんより曇っていましたが、ここにきて青空が広がってきました。山頂の絶景に期待が持てます。

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9:15 JR御殿場駅着。
10年以上前に御殿場駅に降り立ったことがありますが、その時は雄大な富士の姿が鮮やかに目に飛び込みました。
しかし、今日はガスってて見えません。富士山があることすらわかりません。
 
御殿場バス停で6人の60代くらいの登山者が乗ってきました。会話に耳をそばだてると乙女峠から金時山を登るみたいです。私とは逆のルート。ひょっとして山頂で再会するかもしれません。
男性客:「運転手さん、日陰側に座りたいのですが、どちらに座ったらいいですか?」
運転手:「これから山道を通ります。道が曲がっているのでどちらが日陰、日向になるとは言えません」
・・・質問が空振りしたようでした。
 
09:36 乙女峠

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先ほどの方たちが降りて行きました。

楽しい山行になることを祈っています。

 
09:42金時山登山口着。

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 バス停のところに、ローソンがありました。ここから登るなら食料の調達がすぐできます。とはいえ、あらかじめそんなことは知らなかったので、自宅近くのコンビニでおにぎり3個、バナナ3本、エネルギーゼリー1本を買ってきました。

なお、スポーツドリンクは1リットル、水筒に入れて持ってきました。

 

ローソンの横の細い路から登山をスタートします。
他には登山者は誰一人いません。

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少し歩くと、いろんな会社の保養施設や別荘があり、周囲はよく整備されています。

いかにも箱根、ですね。

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ここが登山口。

降りてきた60代くらいの女性1人ととすれ違いました。

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こんな道を登ります。

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今のところ、誰とも会いません。

昨日までの雨で、道も木々も濡れています。湿度と温度が高いので、汗が噴き出します。
いろんな鳥のさえづりが、賑やかなほどに聞こえてきます。特にうぐいすの澄んだ声がこだまします。
 
10:13  矢倉沢峠着。

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登り始めてすぐに着きました。「矢倉沢峠うぐいす茶屋」。週末や夏休みには賑わうのかもしれませんが、今日は静か。

空が曇ってきて、今にも雨が降りそうになってきました。

ことほどさように、山の天気は変わりやすい。

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うぐいす茶屋の左手上方に、目指す金時山が見えます。

全体に霞んでいます。

うぐいす小屋の前の木製のベンチに腰掛けていると、登山者3人が私が登ってきた道とは違う方向から登ってきました。

また、上方からは下山している男女の会話が聞こえてきました。

「饒舌に会話を交わす男女は夫婦ではない」というのが私の見立てなのですが、実際はどうだか。。。。

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途中、見晴らしのいいところから、箱根仙石原を見下ろします。

右上方にゴルフ場が見えます。

もっと鮮明に遠くが見えればよいのですが、残念。

「箱根」という先入観で眺めるせいか、どの建物も立派に見えますね。

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登山道に咲いていた花。

踏み潰されてもよさそうなところなのですが、みんな避けて歩くのですね。

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こちらは道端の花。iPhoneによる撮影にしては遠近がうまく撮れてませんか?

いずれの花も、帰宅して名前を調べてみましたが、調べきれませんでした。

 

仙石原中学校が金時山の掃除をした10周年記念碑が立っていました。

掃除をしてから10年後に建てたのでしょうか。ちょっと間が悪い気がします。掃除をしてすぐに建てることができない事情があったのですかね。中学生が社会人になって建てたのかもしれません。

コンクリートの上に腰をおろしてしばし休憩。水分補給。

あと20分と道標にも書いているので、そろそろ山頂のはず。

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人気のなかった登山道ですが、山頂に近づくにつれ、いろんなルートから登ってくる人達が合流し、人の数が増えてきます。

どなたも、お昼ごはんを山頂で食べるつもりでいるので、11:00~13:00くらいにかけて道には登山者が多くなります。

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11:09 山頂に到着しました。

右側のモスグリーンのトタン壁のお店が「金太郎茶屋」。

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その奥の木造の建物が、金時娘の茶屋。「元祖金時茶屋」と木の看板に書いてあります。金時娘のお父さんが、山に荷物を運ぶ「強力」をしており、新田次郎直木賞を取った「強力伝」のモデルになった人なんだそうです。

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山頂に来てみてわかったのですが、ここは静岡県なんですね。

「天下の秀峰 金時山」の下に「静岡県小山町」と書いてあります。

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金時山は、金太郎が遊んだ山。金太郎は成長して源氏の大将源頼光に仕え、名を坂田金時と改めたといいます。

金太郎が落とした大きな石の音に驚いてイノシシが岩に衝突して死んでしまい、金太郎がイノシシの鼻を弔ったために、この山の別名を「猪鼻山」ともいう、、、とのことです。

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左手奥に仙石原が広がっている、、、、はず。

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お昼時。山頂にはたくさんの人がいます。

とんぼが飛び交っています。飛ぶ様子は赤とんぼのそれなのですが、赤とんぼといえば季節は初秋のはず。しかし、下界は梅雨でも1,000mを超える山頂は、季節を先取りしているかもしれません。

 

12:15 山頂発。

ぼんやりと1時間以上、山頂の岩に座っていました。

昼食を済ませ、500mのミネラルウォーターを飲み、周囲の人たちを観察して過ごしました。

下りは来た道とは異なる道、乙女峠経由で乙女口バス停までのルートを選びました。

せっかくなので、できるだけバラエティのある行程にしたいですしね。

あまりキツくない下りが続きましたが、尾根伝いのため、途中、登りもあります。

登りになると、汗が滝のように流れます。

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13:12 1時間ほど歩いたところに、休憩所がありました。テーブルとベンチがあり、この道標はベンチに座って山側を撮ったものです。

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いっぽうこちらは、休憩所から下界を臨んだものです。しばし休憩。

 

13:25 休憩所発。

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30mも行かないうちに乙女峠に到着しました。

乙女峠」の名前は、おとめという娘さんが父の病が治るようこの峠を通って願掛けをし、そのおかげで父は快癒したものの、代わりに娘さんが亡くなったことに由来するようです。

晴れていれば、ここからも富士の雄々しい姿を拝むことができるようです。

ここから乙女口バス停へ下ります。

 

14:07 乙女口に降りてきました。

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右奥の階段から降りてきました。

さほど急な下りではなかったですね。

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さて、復路の予約は15:43なのですが、時刻表を見ると次のバスタ新宿行きのバスは14:13発。時計をみると現在14:08。

今からだと、少し待てば14:13発のバスに乗れます。
しばらく待って、バスが来たら運転手さんに、予約便ではなくても乗れるか聞いてみましょう。
 
14:19 やや遅れて到着したバスに乗ることができました。運転手さんからは、座席番号の8番から後の席に座るように言われました。
もともと予約なしで乗れる席があらかじめ確保されているんですね。追加料金も必要ありませんでした。
 
14:37  御殿場駅着。すぐに発。
行きのバスの中でもそうだったのですが、北村薫の『八月の六日間』という文庫本を読んでいました。...行きも帰りも半分は寝ていたんですけどね。
北村薫の本を読むのは初めて。キャリアウーマンが山登りをはじめ、山道で人と出会い、自然との関係の中で過去を思い出したり、仕事やプライベートで傷ついた心を再生していく小説です。北村薫は男性の直木賞作家ですが、この作品は女流作家と思わせるほど女性の心理が描かれています。
主人公は山に行くときに必ず文庫本を2~3冊バッグの中に入れておかないと気持ちが悪い人。それでいて、たまにはほとんど読まずにそのまま持って帰る人。...感情移入ができます。
 
パスタ新宿に到着したのは16:30ごろ。
 
金時山からの富士の絶景を期待していましたが、ガスのため叶わず、かといってそう残念でもありません。梅雨の季節ですから、絶景が見えるほうが希でしょう。
ただただ単調で苦しい山道を歩いた先に、必ず期待した通りの写真で観たような絶景が待ち構えているわけではありません。しかし、山に登らないことには絶景を拝むこともできません。
 
さて、5月から4回、山歩きをしました。登山というより文字通り「山歩き」ですね。
これで7月14日・15日の富士登山の準備ができた、、、つもり。
 
梅雨明けはまだまだでしょうから、数十年ぶりに、てるてる坊主を軒先にぶら下げましょうかね。