【静岡】金時山
2016年7月1日に金時山に行ってきました。
【金時山】
金時山は、箱根、仙石原の北側にある標高1,212mの山です。箱根外輪山の最高峰としても知られています。初心者でも比較的簡単に登れるので登山者の多い山.。東京からは、バスタ新宿(新宿バスターミナル)から登山口まで直通高速バスがあるので便利です。
【コース】
バスタ新宿(07:35)→金時山登山口バス停(09:42)→金時山登山口(09:55)→矢倉沢うぐいす茶屋(10:13)→金時山山頂(11:09)→乙女峠(13:25)→乙女口バス停(14:09)→乙女口バス停発(14:18)→バスタ新宿着(16:30)
07:35 バスタ新宿発
国内最大級のバスターミナルだけあって、ここからは全国へバスに乗っていくことができます。早朝にも関わらず待合所には大勢の人が座ってバスを待っています。案内板には行ったことのある全国の地名、行きたいところが表示されていて、見ているだけで懐かしみと想像が膨らみワクワクします。
先ほどの方たちが降りて行きました。
楽しい山行になることを祈っています。
バス停のところに、ローソンがありました。ここから登るなら食料の調達がすぐできます。とはいえ、あらかじめそんなことは知らなかったので、自宅近くのコンビニでおにぎり3個、バナナ3本、エネルギーゼリー1本を買ってきました。
なお、スポーツドリンクは1リットル、水筒に入れて持ってきました。
少し歩くと、いろんな会社の保養施設や別荘があり、周囲はよく整備されています。
いかにも箱根、ですね。
ここが登山口。
降りてきた60代くらいの女性1人ととすれ違いました。
こんな道を登ります。
今のところ、誰とも会いません。
登り始めてすぐに着きました。「矢倉沢峠うぐいす茶屋」。週末や夏休みには賑わうのかもしれませんが、今日は静か。
空が曇ってきて、今にも雨が降りそうになってきました。
ことほどさように、山の天気は変わりやすい。
うぐいす茶屋の左手上方に、目指す金時山が見えます。
全体に霞んでいます。
うぐいす小屋の前の木製のベンチに腰掛けていると、登山者3人が私が登ってきた道とは違う方向から登ってきました。
また、上方からは下山している男女の会話が聞こえてきました。
「饒舌に会話を交わす男女は夫婦ではない」というのが私の見立てなのですが、実際はどうだか。。。。
途中、見晴らしのいいところから、箱根仙石原を見下ろします。
右上方にゴルフ場が見えます。
もっと鮮明に遠くが見えればよいのですが、残念。
「箱根」という先入観で眺めるせいか、どの建物も立派に見えますね。
登山道に咲いていた花。
踏み潰されてもよさそうなところなのですが、みんな避けて歩くのですね。
こちらは道端の花。iPhoneによる撮影にしては遠近がうまく撮れてませんか?
いずれの花も、帰宅して名前を調べてみましたが、調べきれませんでした。
仙石原中学校が金時山の掃除をした10周年記念碑が立っていました。
掃除をしてから10年後に建てたのでしょうか。ちょっと間が悪い気がします。掃除をしてすぐに建てることができない事情があったのですかね。中学生が社会人になって建てたのかもしれません。
コンクリートの上に腰をおろしてしばし休憩。水分補給。
あと20分と道標にも書いているので、そろそろ山頂のはず。
人気のなかった登山道ですが、山頂に近づくにつれ、いろんなルートから登ってくる人達が合流し、人の数が増えてきます。
どなたも、お昼ごはんを山頂で食べるつもりでいるので、11:00~13:00くらいにかけて道には登山者が多くなります。
11:09 山頂に到着しました。
右側のモスグリーンのトタン壁のお店が「金太郎茶屋」。
その奥の木造の建物が、金時娘の茶屋。「元祖金時茶屋」と木の看板に書いてあります。金時娘のお父さんが、山に荷物を運ぶ「強力」をしており、新田次郎が直木賞を取った「強力伝」のモデルになった人なんだそうです。
山頂に来てみてわかったのですが、ここは静岡県なんですね。
「天下の秀峰 金時山」の下に「静岡県小山町」と書いてあります。
金時山は、金太郎が遊んだ山。金太郎は成長して源氏の大将源頼光に仕え、名を坂田金時と改めたといいます。
金太郎が落とした大きな石の音に驚いてイノシシが岩に衝突して死んでしまい、金太郎がイノシシの鼻を弔ったために、この山の別名を「猪鼻山」ともいう、、、とのことです。
左手奥に仙石原が広がっている、、、、はず。
お昼時。山頂にはたくさんの人がいます。
とんぼが飛び交っています。飛ぶ様子は赤とんぼのそれなのですが、赤とんぼといえば季節は初秋のはず。しかし、下界は梅雨でも1,000mを超える山頂は、季節を先取りしているかもしれません。
12:15 山頂発。
ぼんやりと1時間以上、山頂の岩に座っていました。
昼食を済ませ、500mのミネラルウォーターを飲み、周囲の人たちを観察して過ごしました。
下りは来た道とは異なる道、乙女峠経由で乙女口バス停までのルートを選びました。
せっかくなので、できるだけバラエティのある行程にしたいですしね。
あまりキツくない下りが続きましたが、尾根伝いのため、途中、登りもあります。
登りになると、汗が滝のように流れます。
13:12 1時間ほど歩いたところに、休憩所がありました。テーブルとベンチがあり、この道標はベンチに座って山側を撮ったものです。
いっぽうこちらは、休憩所から下界を臨んだものです。しばし休憩。
13:25 休憩所発。
30mも行かないうちに乙女峠に到着しました。
「乙女峠」の名前は、おとめという娘さんが父の病が治るようこの峠を通って願掛けをし、そのおかげで父は快癒したものの、代わりに娘さんが亡くなったことに由来するようです。
晴れていれば、ここからも富士の雄々しい姿を拝むことができるようです。
ここから乙女口バス停へ下ります。
14:07 乙女口に降りてきました。
右奥の階段から降りてきました。
さほど急な下りではなかったですね。
さて、復路の予約は15:43なのですが、時刻表を見ると次のバスタ新宿行きのバスは14:13発。時計をみると現在14:08。